せっかく熟年再婚をして第二の人生を切り開いたのに、離婚してしまうカップルが世の中にはいらっしゃいます。
熟年再婚をして、次こそはと思ったのに離婚してしまうカップルには、実は共通する理由があるのです。
これから再婚を考えている方は、幸せな人生を送るためにも、先駆者たちと同じ間違いを犯してしまわないためにも気を付けていきましょう。
経済的な理由だけで再婚をした熟年夫婦
熟年再婚をする上で大切な事は、パートナーとの相性です。若いころのような勢いだけの結婚ではなく、お互いに酸いも甘いも理解したうえで結びついたカップルはうまく続きやすくなります。
一方すぐに離婚してしまうカップルはというと、パートナーを選ぶ際に、相手と自分との相性よりも経済的な理由だけで再婚をしてしまう方です。
特に女性でこの判断をしてしまい後悔する人は多く、経済的自立ができていないので急いで誰かに頼りたいと考えており、相手との相性よりも相手の経済力だけを見て結婚をしたとう選択をすると、後々お互いの生活がうまくいかなくなる事が増えてきてしまうのです。
結局のところ結婚というのは、長く続けるためにはお互いの相性が大切です。
またお互いしっかり話し合えるような関係性を作り上げる事も大切です。
しかしそれをすっとばして、早く経済的な困窮から脱出したいという思いだけで再婚をしてしまうと、生活が落ち着いてふと経済的に満たされたタイミングで、相手に対する不満が爆発してしまうのです。
熟年再婚ですぐに離婚してしまうカップルにならないためには、相手に対して経済的な理由だけでジャッジメントをするような考え方を優先した婚活はしない事をおすすめいたします。
不健康なのを隠して再婚をした熟年夫婦
また熟年再婚をする理由に、健康上の不安があるから誰かと寄り添いたいというモチベーションがあります。
精神病を患っており働く事ができないので、パートナーが欲しいですとか、健康上に問題を抱えているのでパートナーに面倒を見てほしいというような思いは確かに理解できます。
しかしながら、そのような理由から熟年再婚活動をするうえで、健康上の問題をパートナーに隠して再婚にこぎつけてしまう方が中にはいます。
そして結婚をして入籍をした後で、重要な事項である健康についての打ち明けをしたり、再婚した後すぐに体調を崩してパートナーに面倒を見てもらおうというように画策するのです。
結論からいえば、嘘をついてパートナーと再婚したカップルは、信頼関係が崩壊している段階で長続きはしません。
異性と付き合うために重要な健康上の問題を隠して再婚しても、すぐに相手のパートナーに逃げられるのが事実なのです。そのために熟年再婚をするうえで健康上の不安があるのであれば、最初からその事についてはパートナーに打ち明け、それを理解してもらったうえで再婚をするという手順を踏まなくてはいけません。
騙し打ちのようにして何とか再婚できたとしても、結果的にすぐに離婚に至るのであれば、最初から困難な道であろうとも理解をしてくれるパートナーを探すほうが建設的な選択と言えます。
相手への依存心で再婚した熟年夫婦
経済的な依存や健康上の依存のように、そのほかの内容でも相手に依存心を持って「自分の状況を相手に何とかしてもらおう」と考えている再婚というのはうまくいきません。
相手は貴女の問題を解決するスーパーマンではありません。貴方と一緒に二人でしっかりと歩いて人生を送りたいと考えているから再婚相手を探しているのです。
その相手に対して、依存心を持って婚活する人はたとえ再婚が成功しても、その後パートナーと長く続ける事はできません。
なぜならば依存心があるという事は、相手に対して常に何かをしてもらう事を期待し続ける事になるからです。
この考えを持ち続けている方は、熟年再婚活動を始める前に、ご自分の中にある依存心について今一度考えなおす必要があります。
このように熟年再婚が成功しても、すぐに離婚に至ってしまうカップルの多くは、このような問題を抱えています。
熟年再婚すれば今の現状が打破できるというような突破口目的や、依存心、経済依存、介護依存のような相手に何かをしてもらうための結婚というのは、相手の方にも失礼になりますし、良い考え方ではありません。
熟年再婚で成功し、幸せになるためには、相手に何かをしてもらう事を期待するような考え方は改めて行きましょう。
熟年再婚に失敗する理由は「打算」にある
条件やメリットだけで再婚を考えると、それは失敗につながりやすくなります。
一緒にいたいと思えるような相手と出会えたときに、お互いに恋愛をしてから結婚に至ると、きっと熟年再婚に失敗するようなことはないはず。
条件ではなく、しっかりとお相手に目を向けてみてはいかがでしょうか。