60歳以上のシニアの方で「一人で暮らすのが寂しくなってきた」「老後の生活が心配」こんなふうにお悩みでしたら、婚活を始めてみませんか?
そうはいっても「婚活って何をすれば良いのか分からない」と疑問に思うはず。
本コラムでは、結婚もしくは再婚を望んでいるシニア世代の方に向けて、おすすめの婚活方法や結婚・再婚事情を解説しています。
このコラムを読めば、理想の老後に向けて「今何をすべきか」「自分に合う婚活方法は何か」が分かるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
シニアの結婚・再婚事情
「生涯未婚率」という言葉を聞いたことはありますか?
これは「45歳〜49歳」と「50歳〜54歳」の未婚率の平均値を表す指標です。
2020年の国勢調査によると、日本の生涯未婚率は男性28.3%・女性17.8%で、年々上昇傾向にあります。つまり、男性の約4人に1人、女性の約5人に1人は、50歳時点で「未婚状態」にあるということです。
この結果から考えると、50歳以降の婚活のニーズが高まっている可能性があるといえます。
また、厚生労働省の調査によると、2021年の全婚姻件数に占める再婚件数の割合は26%、つまり、婚姻の約4分の1は再婚です。
生涯未婚率の増加から、50歳以降の婚活のニーズが高まっている可能性があること、再婚率が上がっていることを考えると、シニア世代での結婚・再婚も決しておかしなことではなく、むしろ世の中の流れに乗っているといえそうです。
シニア世代におすすめの婚活方法
ここからは、シニア世代におすすめの婚活方法を3つ紹介します。
メリット・デメリットと合わせて紹介するので、自分に合う婚活方法を見つけてみてください。
効率よく出会えるマッチングアプリ・サイト
マッチングアプリ・サイトは、インターネットを使用して出会いを見つけるサービスです。
一般的なマッチングアプリ・サイトでは、主に以下の機能を備えています。
- プロフィール機能
- いいね機能
- メッセージ機能
- 検索機能
- マッチング機能
- セキュリティ機能
これらの機能を使い、リアルな環境では出会えないような人との出会いも可能にするのがマッチングサービスのメリットです。
とくにシニア世代では、職場や近所の人は既婚者が多いはず。しかし、マッチングサービスを利用すれば、自宅にいながら遠方の人と出会うこともできます。
費用も比較的安く、月数千円で出会いの可能性が手に入ります。気軽に婚活を始めたいときに、最も利用しやすいサービスです。
一方、シニア世代でスマートフォンなどに慣れていない人の場合、うまく使いこなせない可能性も出てきます。
マッチングサービスを利用する場合は、シニア向けのサービスなど、操作が簡単で、同年代のユーザーが多いサービスを選ぶのがおすすめです。
サポートが手厚い結婚相談所
結婚相談所は、昔ながらの「仲人」のように男女の仲を取り持つ仲介人にサポートしてもらう婚活方法です。シニア世代の方も、マッチングアプリなどに比べれば、聞き馴染みがあると思います。
結婚相談所は、専門のカウンセラーが顧客の希望や要件に合う相手を探し、マッチングをおこないます。マッチングの結果、お互いに興味を持った場合、デートや面談の機会が設けられます。
シニア世代にとっての結婚相談所のメリットは、以下の3点です。
- 結婚願望の高い人が多い
- カウンセラーがサポートしてくれるため安心
- 店舗型の結婚相談所ならネットが苦手でも利用しやすい
結婚相談所は、結婚願望が高い人が多く、真剣な交際に発展しやすいメリットがあります。
また、カウンセラーが在籍しているため、面談や電話を通じて、自分の希望などを直接伝えられます。ネットやスマートフォンの操作が苦手な方でも安心して利用できるのは結婚相談所のメリットのひとつです。
デメリットとしては、費用が高額になりやすい点です。入会金やお見合い費、成婚料など、ほかの婚活サービスに比べて費用がかかる場面が多い傾向があります。
また、カウンセラーを介しているぶん、マッチングサービスのようなオンラインサービスに比べて、出会える数が少なくなったりスピード感が落ちたりすることもあります。
直接会話できる婚活パーティー
婚活パーティーとは、複数の独身者が集まり、出会いを求めるイベントです。
通常「60代以上」や「再婚者歓迎」など、条件・テーマが設けられています。
10名程度の小規模のパーティーから30名未満の中規模、30名以上の大規模など、規模感はさまざま。都内など、人が多い場所では、テーマや条件、規模など婚活パーティーの種類が豊富です。
シニア世代にとっての婚活パーティーのメリットを紹介します。
- その場で話せるため相性を確認しやすい
- 1回1,000円〜と安い
一方で、一人ひとりと話せる時間はそれほど長くないため、ルックス磨きやトークを頑張らないと相手の印象に残りにくいです。
また、第一印象で判断されやすいため、容姿やトークスキルに自信がない方は向いていないかもしれません。
シニア世代の婚活にマッチングアプリ・サイトがおすすめである理由
先ほど紹介した3つの婚活方法のうち、シニア世代に最もおすすめの方法は「マッチングアプリ・サイト」です。
「昔からある結婚相談所のほうが安心」「スマホの操作に自信がない」など不安に思うかもしれませんが、今はセキュリティ対策がしっかりしているサービスや操作が簡単なサービスも増えています。
ここからは、シニア世代にマッチングサービスをおすすめする理由を解説します。
出会いの幅が広がるから
マッチングサービスをおすすめする一番の理由は、なんといっても出会いの幅が広がるからです。
先ほども紹介しましたが、マッチングサービスなら、リアルな環境では出会えない遠方の人や関わりのない界隈の人とも出会えます。
シニア世代になると、近所や職場、趣味の場などに独身者がほとんどいなくなるはず。そのため、近場で出会いを探そうとしてもなかなか見つかりません。
その点、マッチングサービスなら出会いの幅が広がります。リアルな環境で出会いを見つけにくいシニア世代に打ってつけのサービスなのです。
家の中で出会いを探せるから
マッチングサービスは、通常スマートフォンやパソコンを使用します。
そのため、婚活パーティーや店舗型の結婚相談所のように出向く必要がありません。足腰が弱い方や体調に自信がない方でも、マッチングサービスなら自宅で簡単に出会いを探せます。
仕事や趣味などで忙しい方でも、時間・場所を気にせず出会いを探せる点もマッチングサービスのメリットです。
好みや条件を絞って検索できるから
マッチングアプリやサイトは、プロフィール情報をもとに相手を検索し、自分の好みや条件に合った人を見つけられます。
年齢・身長・体型・学歴・職業・趣味・婚歴などの基本的な情報はもちろん、サービスによっては性格や価値観、子どもの有無などの深い情報も見ることも可能です。
検索機能の詳しさはサービスによって異なりますが、たとえば「50歳以上」「身長170cm以上」「未婚」「定年後も働く予定」などの希望条件を入力すれば、その条件に合う方を表示してくれます。
そのため、理想のパートナーを見つけやすくなるのです。
シニア世代が婚活以外で出会いやすい場はある?
婚活以外で、シニア世代が出会いやすい場所も存在します。たとえば、習い事、地域のイベント、ボランティア活動などです。
しかし、これらの場所にはいくつかの注意点があります。
まず、習い事や地域のイベントに参加する際、既婚者の割合が高いことがあります。したがって、出会い目的で集まっているわけではないことがほとんどです。そのため、恋愛関係に発展する可能性は低いかもしれません。
また、ボランティア活動は社会貢献の場であり、出会いが主な目的ではありません。出会いを求めてボランティア活動をすることは、ほかの参加者に不快感を与える可能性もあります。
これらの場所で出会いを探すことは不可能ではありませんが、結婚を目指す場合にはほかの婚活方法と併用することが重要です。
シニア世代向けの婚活サービスを上手く使って出会いを探そう
シニア世代の婚活は、多くの可能性を秘めています。
婚活が成功するためには、自分に合った方法を選び、積極的に行動することが重要です。
本コラムで紹介した婚活方法「マッチングサービス」「結婚相談所」「婚活パーティー」のうち、自分が利用しやすそうなものを選んでみてください。