「結婚を前提に付き合ってほしい」このような告白をされて、複雑な想いを抱く方は少なくありません。
結婚を前提に付き合うとはどのような意味なのか、またそのように告白する人は、どのような心理なのでしょうか。
それらを理解することで、告白してくれた男性との適切な付き合い方も見えてくるはずです。
この記事では、結婚を前提に付き合う意味や付き合う際のポイントまで紹介します。
結婚を前提に付き合うとは?
大前提として「結婚を前提に付き合う」ということに明確な定義はありません。
一般的には、お互いに結婚を視野に入れてお付き合いをすることを指す言葉です。
なかには「結婚を前提に付き合う=プロポーズ・婚約」と考える方もいるかもしれませんが、両者の意味合いは異なります。
プロポーズを受けて婚約している場合、法的拘束力はないものの二人は結婚に同意している状態を指します。
一方で、結婚を前提に付き合っている場合、互いに結婚を意識しているものの、同意しているわけではありません。
したがって、結婚を前提に付き合うことは、プロポーズや婚約をする前段階といえます。
通常のお付き合いとの違い
結婚を前提に付き合うことと通常のお付き合いとの主な違いは以下のとおりです。
- 結婚生活を意識して同棲を始める
- お互いの家族とも交流をもつ
- 些細な理由では別れない
結婚を前提にお付き合いをする場合、同棲を開始して一緒に生活しても問題がないか確認する傾向があります。
また、結婚は二人だけの問題ではなく、それぞれ相手方の家族とも関係をもつことになるはずです。
結婚後に円滑な関係を築くため、結婚を前提に付き合う場合はそれぞれの家族と交流する機会が増えます。
さらに、結婚を意識した交際なので、通常の交際よりも些細な理由では別れにくく、お互いに向き合おうと努力できる点も魅力のひとつです。
「結婚を前提に付き合いたい」と言う男性の心理
ここまでの内容を踏まえると、結婚を前提に付き合うことは「本当にその人と結婚して問題ないかを確認するための期間」といえます。
では、あえて「結婚を前提に付き合いたい」と言う男性には、どのような心理があるのでしょうか。
代表的な3つの心理を紹介します。
真剣な気持ちをアピールしている
最も多いケースが、真剣な気持ちをアピールしていることです。
通常のお付き合いの場合、結婚を深く意識していない状態で交際する方も少なくありません。
反対に「結婚を前提に付き合ってほしい」という男性は、あなたへの真剣度が高いといえます。
あえて結婚をほのめかすことで、自分の真剣な気持ちをアピールしていると考えられます。
あなたも結婚を考えているなら、相手の真剣な気持ちを素直に受け入れてあげましょう。
結婚を焦っている
結婚を焦っているために「結婚を前提に…」と発言しているケースも考えられます。
たとえば、年上の男性と交際している場合、年上の男性は家族や周囲の人に結婚を急かされている傾向があります。
「早く結婚しなくては」という焦りから「結婚を前提に付き合ってほしい」と言っているのかもしれません。
もし、相手に急かされたとしてもすぐに結論を出す必要はありません。相手のペースにのまれて、焦って結論を出さないように注意しましょう。
女性にも結婚を意識してほしい
女性にも結婚を意識してほしいという心理から、「結婚を前提に…」と発言している可能性もあります。
この場合、あなたは「結婚願望が薄そう」と見られていると考えられます。
結婚願望が薄いと思われる、女性の代表的な言動は以下のとおりです。
- 結婚生活を意識して同棲を始める
- お互いの家族とも交流をもつ
- 些細な理由では別れない
女性に他意はないとしても、上記のような言動をとられると、男性は結婚願望が薄いと考えて不安感を抱きます。
その結果、「あなたにも結婚を意識してほしい」という気持ちで、結婚を前提としたお付き合いを提案してくるのです。
上記のような場合は、相手が不安に感じている可能性もあるので、安心させられるような態度をとるよう意識しましょう。
結婚を前提に付き合う際のポイント
ここからは、結婚を前提にお付き合いする際のポイントを紹介します。
紹介内容を参考にして、より円満な結婚を実現しましょう。
価値観が合うか確認する
最も重要なのが、価値観が合うか確認することです。
価値観が合わずに、別れを決意するカップル・夫婦は少なくありません。
繰り返しになりますが、結婚を前提に付き合っている期間は、交際相手と結婚しても問題がないか確認するための期間といえます。
その間に価値観が合うか確認しておくことで、円満な結婚生活を送りやすくなります。
結婚すれば今後の人生をその人と一緒に過ごすことになるので、価値観が合うかどうかを事前にしっかりと確認しておきましょう。
結婚後のライフプランを確認する
結婚後のライフプランを確認しておくことも重要です。
人によって、結婚後にどのような生活を送りたいかは異なります。
- 子どもが欲しいか
- 親と一緒に住むか
- どのような地域に住むか
これらは、いずれも結婚後に問題になりやすいポイントです。
ライフプランが大きくずれている相手と結婚した場合、どちらか一方の希望が実現できない生活を送る形になります。
よって、ストレスを抱えた状態で生活することになり、円満な結婚生活を送りにくくなると考えられます。
結婚を前提に付き合っている段階で、互いの結婚後のプランに大きなずれがないか確認しておきましょう。
短所を受け入れられるか見極める
お互いの短所を受け入れられるかどうかについても見極めておく必要があります。
結婚すれば一緒に過ごす時間が多くなり、その分相手の短所も目につきやすくなります。
どうしても受け入れられない短所をもつ相手と結婚した場合、円満な結婚生活を送るのは困難です。
交際を進めるなかで相手の長所だけでなく短所にもしっかりと目を向け、受け入れられるかどうか判断しましょう。
同時に、自分の短所を受け入れてもらえるかについても、相手に判断してもらう必要があります。
短所も含めた素の自分を相手に見せて受け入れられるか判断してもらうことで、お互いにイメージどおりの結婚生活を送りやすくなります。
結婚を焦らない
結婚を焦らないことも意識しましょう。
前述のとおり、結婚を前提とした交際を提案してくる場合、相手は少なからずあなたとの結婚を意識しています。
それをプレッシャーに感じて「早く相手の気持ちに答えてあげなくては」と焦って決断してしまう方もなかにはいます。
しかし、結婚は人生において大きな決断であり、焦ってするものではありません。
相手の気持ちに感謝しつつも、焦らずにじっくりと検討することで、より後悔のない決断ができるはずです。
結婚を前提に付き合う際は慎重に
結婚を前提に交際することを提案された場合、相手は少なからずあなたとの結婚を意識しています。
プレッシャーに感じるかもしれませんが、「この人と結婚しても後悔しないか」を多方面からじっくり検討しましょう。