多くの方にとって、結婚は一生に一度の大イベントです。
パートナーがいたり、婚活を頑張っていたりしても、ふとしたときに「本当に結婚したいのかわからない」と悩んでしまう方は少なくありません。
「結婚したいかわからない」という悩みに陥ったときは、その感情の理由を探ることがとても大切です。
このコラムでは「結婚したいかわからない」と考える理由・心理を解説したうえで、対処法を紹介します。
パートナーとの結婚に迷っているときの参考になるチェックポイントも紹介するので、ぜひ最後まで読み進めてください。
「結婚したいかわからない」と考える理由・心理とは?
婚活を頑張ったり、パートナーがいたりするにもかかわらず「結婚したいかわからない」と考えてしまうのはなぜでしょうか。
考えられる理由を4つ紹介します。
「自分はどうだろう?」と当てはめながら読んでみてください。
結婚に不安を感じている
結婚生活に対する不安感が強い場合「結婚したいかわからない」という感情が生まれることがあります。
たとえば「結婚して上手くいかなかったらどうしよう」「子どもを望んでもできなかったら…」「結婚や出産を経験しても仕事を続けられるかな」など、結婚した先の未来を案じてしまうのです。
とくに、両親が離婚していたり、既婚者の友人から結婚生活の嫌な部分を聞いていたりする場合は不安感が強くなります。
ライフスタイルの変化が怖い
結婚により、ライフスタイルや生活が変わることも「結婚したいかわからない」と思う原因のひとつです。
自由な生活から共同生活への移行、家事や育児など新たな責任の発生、家族構成の変化など、結婚はさまざまな変化をもたらします。
生活が変わると、忙しさや疲労で生活に対する満足度が下がったり、相手との関係性が変わったりする可能性も考えられます。
このような不安が「結婚したいかわからない」という気持ちに繋がるのです。
婚活に疲れてきた
婚活を頑張っているときに「結婚したいかわからない」と感じる場合は、婚活に疲れている可能性があります。
婚活では、相手とのコミュニケーションや自分磨き、デートに足を運ぶなど、多くの労力が必要です。
それでいて良いお相手が見つからない場合、婚活に疲れを感じ「このまま婚活を続けても意味があるのかな」「ここまで頑張ってまで本当に結婚したいのかな」と悩むようになります。
恋愛・結婚に傾ける気力や時間がない
仕事や趣味が忙しく、恋愛・結婚生活に注げる気力や時間がない場合も「結婚したいかわからない」と感じるようになります。
このような状況の場合、恋愛や結婚について深く考えるキャパシティが足りません。
そのため、パートナーがいたとしても「結婚したいかわからない」「今は結婚するときではないのかもしれない」と考えるのです。
結婚したいかわからないと思ったときに取るべき行動
「結婚したいかわからない」と悩んだときにおすすめしたい行動を5つ紹介します。
ぜひ取り組みやすいものからチャレンジしてみてください。
行動を起こすことで、状況や考えが少しずつ変わってくるはずです。
「結婚したいかわからない」と思う原因を探る
まずは自分の感情を細かく分析しましょう。
不安や疲労、自己肯定感の低さなど、結婚に対する不安な気持ちの根本原因を特定することが重要です。
「なぜ、自分は結婚したいかわからないと思うのだろう」という感情のルーツを知ることで、対処法を見つけやすくなります。
既婚者の話を聞いてみる
結婚経験者からのアドバイスや経験談は、リアルな結婚生活をイメージするために効果的な方法です。
結婚に対するリアルな経験を聞くことで、自分の考えを整理し、不安を解消する手助けになるはず。
もしかしたら、あなたが今持っている結婚に対する懸念点は杞憂で終わるかもしれません。
なお、体験談を聞く際は、どうしても愚痴ばかりになってしまいがち。
「結婚して良かったところも教えて」と聞くと、結婚に対するポジティブなイメージが持ちやすくなります。
ライフプランを具体的に立てる
結婚は単なるイベントではなく、将来のライフプランの一部です。
自分の将来を想像し、結婚がどのようにそれに影響を与えるかを考えてみましょう。
たとえば、あなたが80歳になったとき、どのような関係性の人にそばにいてほしいですか?
「子どもや孫に囲まれていたい」と思うのであれば、結婚があなたの人生に必要だとわかるはず。
上記は一例ですが、ライフプランを具体的に立てることで、結婚の必要性や望ましさを見つけられるかもしれません。
結婚したい理由を再考する
結婚にはさまざまな理由があります。
精神的な支えがほしいのか、経済的な安定を求めているのか、はたまたそれ以外の理由があるかもしれません。
たとえば「簡単には離れられないパートナーがほしい」のであれば、結婚という手続きを踏んだほうが確実です。
一方「互いを大事に思う相手がほしい」のであれば、結婚しなくともパートナーがいれば、それで十分なのかもしれません。
このように自分が結婚に求めるものを明確にすることで、自分にとっての結婚の必要性を再認識できるはずです。
別の婚活方法を試す
婚活を頑張っているときに「結婚したいかわからない」と感じる場合、婚活方法を変えるのもひとつの手段です。
婚活方法を変える際には、サービスのターゲットと自分が一致しているかどうかをチェックしてみましょう。
たとえば、40代以上の方が20〜30代向けのマッチングアプリを利用している場合、残念ながらマッチング率は下がってしまいます。
また、結婚をゴールとしない恋活目的のマッチングアプリを利用している場合も、結婚は難しくなるでしょう。
今利用しているサービスが自分の目的・年代・属性に合っているか今一度確認してみてください。
結婚に対する考えを自由にする
結婚をしたいかわからないのは、自分の気持ちが「結婚はしないといけないもの」と思い込んでいることが理由の可能性があります。
考えに制限をかけてしまうと、本当は自分が結婚に対してどう思っているのかに気づけなくなります。
結婚に対する考えを決めつけるのではなく「結婚はしてもしなくてもいい」「結婚はしたくなったときにしたらいい」と、自由にしてみてください。
選択肢を増やすことで、自分の希望や理想が見えてくるようになります。
婚活を一旦休む
婚活をしているならば、一旦婚活を休んでみましょう。
結婚をしたいかわからない状態で婚活をすると、出会えた人に対して前向きな気持ちを持ちづらくなります。
また、自分の気持ちが結婚に追いつかない状態の婚活は、疲れてしまいやすく、相手に対して罪悪感を覚えてしまうことも。
一旦婚活を休んでリフレッシュすることで、結婚に対して焦っていた気持ちが落ち着きます。
焦りから解放されると、結婚に対する自分の気持ちを考える余裕ができ、自分の本心がわかってくるかもしれません。
結婚したいかわからないときに考えてほしいこと
結婚したいかわからないときは、自分の結婚観を考えるチャンスでもあります。
これから紹介する考えてほしいことを意識して、改めて結婚観を考えてみてください。
結婚しても幸せになるとは限らない
結婚をして幸せを感じている方もたくさんいますが、すべての方が結婚をして幸せになるとは限りません。
結婚を考えるには、一般的なイメージではなく、自分自身の幸せを考えることが大切です。
結婚は誰かの願いのためにするものではなく、自分が幸せになるための手段のひとつでしかありません。
結婚生活に向いている方もいれば、そうでない方もいるので、自分にとっての幸せは結婚にあるのか考え直してみましょう。
結婚は義務ではない
世間的には結婚をすることが当たり前と考える傾向が強いため、しなければいけないものと固定観念を抱いてしまうことは珍しくありません。
しかし、結婚は義務としてするものではなく、自分で選ぶ権利があります。
本人の自由な意思で決めていいので、結婚に対して義務感を持つのはやめましょう。
多くの方が結婚をしていたとしても、決して自分も同じようにしなくてはいけないものではありません。
結婚だけでなく出産をすることも、自分で決めていい選択肢のひとつです。
自分らしい生き方ができることが重要
結婚や出産ラッシュを経験すると、「自分だけ変化がないままでいいのか」と気持ちに焦りが生まれます。
とはいえ、焦った気持ちでは結婚したい理由だけでなく、結婚相手選びにも支障がでるので注意が必要です。
焦っていると「とにかく早く結婚したい」といった気持ちが強くなり、結婚できるのならと、相手を妥協して選んでしまう可能性があります。
結婚をしたあとには生活が続いていくため、やみくもな気持ちで結婚を決めると後悔する可能性が高いです。
結婚は自分らしい生き方ができることが重要なので、結婚をするなら自分らしさを見失わない相手を見つける必要があります。
結婚したい理由を明確にすると、どのような相手と結婚したいのかのイメージがわいてきます。
「この人と結婚したいかわからない」と思ったときのチェックポイント
パートナーのことは大好きで、結婚を考えるほどの仲なのに「この人と結婚したいかわからない」「本当にこの人と結婚していいのかな」と迷っていませんか。
そのような悩みに直面したら、以下のポイントをチェックしてみてください。
パートナーのどこに不満を持っているのか、この先もお付き合いを続けていくかどうかの指針になるはずです。
結婚したいかわからないときは自分らしさを大切にしよう
「結婚したいかわからない」と悩んだときの心理・理由や対処法を紹介しました。
結婚したいかわからない気持ちには、何らかの理由があるはずです。
自分らしさを大切にする生き方を考えることで、これから先、自分にとって結婚が必要なのか気づけるかもしれません。
このコラムを通じて、少しでも「結婚したいかわからない」と考える理由が具体化されていれば嬉しく思います。