「結婚相手はどんな人を選べば良いの?」と迷いを感じていませんか。
結婚相手とは生涯をともにする必要があるため、お互いの金銭感覚や価値観が合うことが大切です。
自分なりに整理するためにも、結婚相手を選ぶときのポイントと見極める方法を紹介します。
結婚相手と恋人の選び方の違い
結婚相手と恋人では「どのくらい先まで見据えて付き合うのか」という点で選び方が異なります。
結婚では一緒に家庭を支えられる相手かどうかで判断することが大半です。そのため、相手には経済面や精神面での安定感や安心感を求めます。
一方、恋人を選ぶときは、未来よりも今をどう過ごしたいのかで決めることが多いものです。そのため、恋人には精神面でのドキドキ感や刺激を求める傾向にあります。
結婚では「長期的な視点」で相手との付き合いを考える場合が多く、恋愛では「現在どうしたいのか」を基準に判断するケースが多いようです。
結婚相手を選ぶときのポイント
生涯をともに過ごす相手は、一緒にいて安心できる人を選ぶのがベストです。
ほかの内容を含めて、結婚相手を選ぶときのポイントを見ていきましょう。
家事や育児をサポートできる
結婚後は、どちらか一方に家事や育児をすべて任せるのではなく、サポートし合える関係性が望ましいといえます。
家事や育児には休みがないため、一人だけに負担がかかる状況を防ぐことが大切です。
ただ、家事や育児をサポートしてもらえるかは、結婚してみないとわからない部分もあります。
- 相手は子どもが好きそうか?
- 日頃から家事をする習慣があるのか?
など、日頃の会話や相手の生活スタイルから事前にリサーチをしてみてください。
相手の家族と良好な関係を築ける
相手の親や親戚との関係を問題なく築けるかは、結婚するときに重要なポイントといえます。
結婚後は多くの場合、お互いの家族とも上手く付き合っていく必要があるからです。
相手の家族と会ったときに「今後も上手くやっていけそう」という感覚があれば、ひとまず問題はありません。
自分との相性や家族の雰囲気を確認しておくことで、結婚後に相手の家族関係で苦労をするといった心配を減らせます。
安心感がある
結婚相手は一緒にいて心が安らぐ相手を選びましょう。
自然体のままの自分でいられる人となら、結婚後も気を張らずに済むので心地良い関係を築けます。
反対に、無理をしたまま付き合うと、結婚してからも気が休まらないと感じるかもしれません。
相手と一緒にいるときに何を感じているのか、自分の本音を探ってみてください。
誠実である
結婚相手は、あなたのことを大切にしてくれる人を選んでください。
一途に思ってくれる人なら、結婚後に異性関係で不安を感じるという場面は少ないはずです。
以下で誠実な人の特徴をまとめています。
- 浮気をしない
- 小さなことでもウソをつかない
- 約束を守る
- 発言や行動に一貫性がある
自分本位で相手を振り回すような人ではなく、相手の立場で物事を考えられる人を選んでみてください。
思いやりがあり優しい
結婚相手を選ぶときは、思いやりがある優しい人にしましょう。
優しい人は相手の立場になって寄り添えるため、あなたが何か相談をしたときも真剣に話を聞いてくれるはずです。
反対に優しくない人は、以下のような傾向があります。
- すぐに怒る
- 他人を見下すところがある
- 辛いときに助けてくれない
- 店員に対して態度が大きい
上記に当てはまる相手の場合、あなたのことを包み込んでくれない言動が多いため、結婚相手には不向きかもしれません。
相手にどのような本性があるのか、事前によく観察しておくと良いでしょう。
相手の収入がなくなっても一緒にいたい
相手探しのときに条件面を重視している人は要注意です。
結婚相手として選ぶなら、相手の収入がなくなっても一緒にいたいのか考えてみましょう。
今は高収入の仕事に就いていても、事故や病気で仕事ができなくなったり、転職で収入が下がったりする可能性があります。
相手が今の仕事を続けられる保証はないため、状況が変化しても一緒にいたいと思える人を結婚相手に選びましょう。
欠点を受け入れられる
欠点を受け入れられるかどうかも、結婚相手を選ぶときの大切なポイントです。
人間であれば、少なからず誰しも欠点があります。自分に欠点があるように、相手にも欠点があるのは自然なことです。
結婚相手として選んでもいいのか迷ったときは、相手の欠点を受け入れられるか考えてみましょう。
欠点は簡単に直せるものではないため、結婚をするなら受け入れる必要があります。
受け入れられない欠点であれば、結婚後に苦労してしまう可能性が高いです。
結婚相手にふさわしいか見極める方法
気になっている人や付き合っている人がいるときに「この人は結婚相手にふさわしいの?」と迷うこともあるかと思います。
どのような基準で判断すべきなのか、結婚相手の見極め方を見ていきましょう。
性格や価値観の違いを理解し合えるか
結婚生活では、お互いの性格や価値観の違いでぶつかることもあります。
人それぞれ価値観やこだわりたい部分は違うため、合わない部分が出てくるのは当然です。
どのような部分で価値観の違いが出やすいのかは、以下を参考にしてみてください。
- 趣味
- 休日の過ごし方
- 生活リズム
- 部屋の清潔感
- 将来の住居地
- 結婚や出産後の働き方
- 食生活
- 子どもの教育方針など
ただ、一方的に価値観を押しつけ合うと、少しずつ不満やストレスを抱える原因になります。
相手と考え方が合わない部分があったときに、お互いに妥協点を探れるかが重要です。
もしも、可能であれば結婚前に同棲するのも良いでしょう。相手と暮らしていくなかで、お互いにどのような価値観の違いがあるのかを知ることができます。
金銭感覚はズレていないか
結婚生活では二人で家計を担う必要があるため、金銭感覚の一致が重要です。
お金の使い方や価値観が違いすぎると、一緒に生活するうえでストレスを感じて苦しくなります。
金銭感覚のズレがあるかを確認するときは、以下を参考にしてみてください。
- どのくらい貯金をしたいのか?
- 買い物の金銭感覚が違いすぎないか?
- 節約はどの程度したいか?
- 日常生活で何にお金をかけたいのか?
- 娯楽にどのくらいお金を使いたいのか?
- お金の管理をどうするのか?(小遣い制、通帳の共有など)
相手に浪費癖がありそうか、借金はないかなど、結婚前にお金の価値観などをリサーチしてみてください。
向き合って話し合いができるか
夫婦円満でいるには、お互いに本音を言い合える関係性かどうかが重要です。
小さな違和感を放置したまま溜め込んでしまうと、感情が爆発してしまうことや関係が悪化する原因になります。
相手と意見や方向性が違ったとしても、最終的には納得できるような話し合いができるかが大切です。
もしも、相手が感情的になって話を聞いてくれないことや、自分ばかりが折れている状況が多い場合、結婚後も気苦労が多くなるかもしれません。
日常生活から人生の岐路に関わる決断まで、日頃から何でも話し合える人と結婚できると良いでしょう。
収入は安定しているか
結婚においては、お金の安定感が重要になります。
家庭を作るには生活費以外にも、住宅ローンや教育費、老後の資金など、さまざまなお金が必要になるからです。
家庭全体で収入が安定していると、お金のことで不安を抱える場面を減らせます。
実際に結婚してから「愛情にお金は関係ないと思っていたけど、やはりお金がないと厳しいと感じた」という意見も少なくありません。
女性の場合は男性に定収入があるか、男性の場合は女性が共働きをしてくれるかなど、結婚前に確認しておくことが大切です。
結婚相手選びに失敗しやすい人の特徴
誰しも結婚相手選びに失敗したくないものですが、実際に相手選びに失敗する人は一定数いるものです。
ここからは、結婚相手選びに失敗しやすい人の特徴を紹介していきますので、どのような人が失敗しやすいのかチェックしてみましょう。
小さな違和感を見逃す人
小さな違和感を見逃してしまう人は、結婚後に後悔しやすいといえます。
たとえば、自分が悪いことをしても必ず謝らない、自分には優しいが店員さんに高圧的などの違和感が挙げられます。
注意することで変わる努力をしてくれる相手であればいいですが、相手の習慣を変えるのは難しいことです。
結婚後は一緒にいる時間が増えるため、今は我慢できていることが我慢できなくなる恐れがあります。
性格よりも容姿を重視する人
相手を決めるときに、性格よりも容姿を重視する人も結婚相手選びに失敗する可能性があります。
容姿を重視していると、相手の性格を深く考えることなく結婚を決めてしまいます。
その場合、結婚生活が進むにつれて、相手の性格の許せない部分に気づくケースが多くあります。
性格が合わないことで、離婚に陥ってしまう夫婦は少なくありません。
将来についての話し合いが足りない人
結婚をするなら、将来についての話し合いが大切です。
話し合いが足りないままだと、結婚後に不満が溜まりやすくなる傾向があります。
たとえば、子どもを作ることや家の購入などのタイミングで揉める可能性があります。
また、家事や育児についても、話し合いが足りないとどちらか一方の負担が大きくなるかもしれません。
結婚相手として迷ったときの対処法
交際相手と結婚していいのか迷ったときは、自分と合っているのか確認することがポイントです。これから紹介する対処法のなかで、実行できそうなものをぜひ試してみてください。
数日間だけでも同居してみる
数日間同居をするとプレ結婚生活を体験できるので、相手を見極めることができます。
結婚では生活を共にするため、長く一緒にいても居心地が良いのかを確認しておきましょう。
同居では、結婚後の生活で直面する可能性がある、問題や課題を事前に見つけることが可能です。
また、相手の価値観についても知ることができるため、結婚後に後悔するリスクを軽減できます。
トラブル時の反応をチェックする
結婚後に相手の本性を知って後悔をする人は珍しくありません。
結婚相手として迷うときは、相手の本性を知ることも対処法のひとつです。
本性を知るには、トラブル時の反応をチェックしてみましょう。
何かあったときの反応が問題なければ、結婚後に本性を知って後悔することはないはずです。
自分の弱い部分をさらけだしてみる
好かれたい気持ちや、結婚したい思いが強いあまり、相手に自分の弱い部分を隠していないでしょうか。
相手にいつも合わせてしまうと、相手との本当の相性がわからなくなってしまいます。
結婚生活ではいつも良いコンディションを保てるわけではなく、疲れていたり落ち込んだりするときもあります。
自分の弱い部分をさらけだすことで、今よりもお互いをわかり合えるようになります。
そういった状況でも、励ましや助けの手を差し伸べてくれる相手であれば、結婚生活を楽しめるはずです。
結婚相手は安心感で選ぼう
結婚相手を選ぶときは、一緒にいて安心感があるかどうかで判断しましょう。
無理のない関係性でいられる相手とは、長く一緒に寄り添うことができます。
価値観が合うかどうかも確かめながら、後悔することがない相手を選んでみてください。