「低収入だから結婚するのが難しい」と感じる方は少なくありません。結婚生活では、お金の安定感を重視する人が多いからです。
ただ、現実には低収入でも結婚している人はいます。収入以外の魅力を含めて結婚相手を選ぶ人が大半だからです。
婚活の参考にするためにも、低収入で結婚できる人の特徴を紹介します。
低収入の目安は年収300万円以下
世間的な低収入の目安は、年収300万円以下と言われています。
結婚後は夫婦で生活を支えていく必要があるため、お金の問題は避けては通れません。
一般的な男性はどのくらいの収入があるのでしょうか。以下で男性の平均年収を年代別にまとめています。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20~29歳 | 約345万円 |
30~39歳 | 約502万円 |
40~49歳 | 約607万円 |
50~59歳 | 約675万円 |
60~69歳 | 約480万円 |
上記の表を見ると、年代によって低収入のラインが異なることがわかります。
たとえば、同じ年収300万円以下でも、20代男性なら低収入と見られることは少ないはずです。
一方、30~50代男性の場合は、20代男性よりも平均年収が上がるので、300万円以下だと低収入に見られる可能性が高まります。
人によっては平均年収のラインに到達していないと、低収入に感じるという人もいるかもしれません。
低収入で結婚している人もいる
世間的に低収入と言われる年収300万円以下の場合でも、結婚している方はいます。
結婚では人柄やフィーリングなど、収入以外の面が大切になることも多いからです。「高収入でないと結婚できないのでは」と不安に感じているのであれば、ご安心ください。
また、相手によっては「毎月定期的な収入があれば問題ない」と考える人もいます。
婚活の厳しさを感じる場面もあるかと思いますが、低収入だから結婚を諦めるというのは、まだ早いかもしれません。
低収入で結婚できる人の特徴
低収入の人が婚活を成功させるには、収入以外の面でカバーしていくことが大切です。
低収入で結婚できる人の特徴を見ていきましょう。
家事・育児をサポートできる
結婚生活では、家庭をサポートしていく力が求められます。
男性は仕事だけをしていれば良いわけではありません。家事や育児に協力的でないと「一緒に生活を支える気がない」と思われてしまいます。
具体的には、以下のポイントを大切にしましょう。
- 家族全員の料理を作る
- 洗濯や掃除など、身の回りのことをする
- 積極的に子育てに参加する
- 休日も子どもの面倒を見る
また、今は実家暮らしで家事全般を任せているという人もいるかと思います。
婚活のアピールポイントにするためにも、まずは基本的な家事の練習を始めてみてください。
貯金している
低収入の人でも、貯金の有無によって相手からの印象は変わります。
結婚生活では、お金を管理できる能力が重要になるからです。少ない金額でも貯金する習慣がある人は、浪費癖が少ない人だと見られます。
相手に真面目な印象を与えられるので、婚活におけるプラス要素になるはずです。
清潔感がある
女性は初対面の男性と会うときに、まずは相手の清潔感をチェックします。
今後お付き合いをする上で、見た目の印象は相手を知るための重要なポイントになるからです。
以下では、デート前に最低限チェックしておきたいポイントをまとめています。
- 服にシワや汚れ、ヨレがないか?
- 風呂に入っているか?
- ヒゲはきれいに剃っているか?
- 歯を磨いているか?(口腔ケアしているか)
- 鼻毛、爪などを整えているか?
不潔なところがないだけでも、相手に爽やかな印象を与えられます。
清潔感を意識すると第一印象が良くなり、相手に「次も会ってみたい」と感じてもらえるはずです。
ネガティブな言葉を使わない
女性と会話するときは、なるべく前向きな言葉を使いましょう。
ネガティブな言動が多い男性は、相手からの印象が悪くなりがちです。一緒にいても楽しい時間を過ごせないので、もう一度会いたいと思ってもらえなくなります。
女性と会話するときに押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 仕事の愚痴を言いすぎない
- 人の悪口、文句などを言わない
- 自虐や卑屈をやめる
また、謙遜して「自分なんて…」と伝えるのも、適度に留めておくほうが良いでしょう。自分を卑下する言動が多い男性は、暗い印象に見えるのであまり好感をもたれない傾向にあります。
なにか褒めてもらったときは「ありがとうございます」と、素直に感謝の気持ちを伝えてみてください。
ポジティブな言動を心がけることで、前向きに物事を受けとめられる男性として見られます。
低収入の人が結婚するには?
低収入の人が結婚するには、お金に関わる問題に対処することが大切です。
低収入の人が結婚するために必要なポイントを見ていきましょう。
生活費にお金をかけない
低収入の人が結婚するには、生活にかかるお金を抑えることが重要です。
特に家賃や携帯代などの固定費は、できる範囲で節約すると毎月手元に残るお金を増やせます。
また、お金のかからない趣味を作るのもおすすめです。たとえば、図書館で本を借りることや近所を散歩することで、お金をかけずに余暇を楽しめます。
もしも、何にどのくらいお金を使っているのかが分からないときは、家計簿をつけて計算してみてください。
収入以外の魅力を大切にする
結婚相手を選ぶときは、収入だけで魅力が決まるわけではありません。
本人の性格に関わる部分など、収入以外の魅力をアピールできるとプラス要素になります。
収入以外の魅力については、以下を参考にしましょう。
- 気遣いができてやさしい
- お互いの趣味に理解を示せる
- 仕事と家庭のバランスを取りやすい(定時で上がれるなど)
自分にどのような魅力があるのか、整理するために紙へ書き出してみるのもおすすめです。
「ネガティブな部分ばかり思い浮かぶ」という人は、反対にポジティブな見方はできないか考えてみてください。
共働きできる女性を探す
男性と女性の両方に収入があれば、問題なく結婚生活を送ることもできます。
共働きをすれば、世帯年収で300万円を超えることも可能です。男性だけが働くよりも生活が安定しやすくなります。
今の時代、先行きが見えない不安から、多くの女性が共働きを前提としています。
低収入で結婚に不安を感じる人は、ともに家計を支えてくれる女性を中心に探してみてください。
転職や副業を始める
低収入から脱出するために、お金を増やす方法を試してみましょう。
毎月の収入が安定すれば、お金に関わる不安を解消することが可能です。
たとえば、市場価値の高い知識・スキルの勉強を始めると、別の業界に転職する際に有利になります。難易度の高い国家資格を取得できれば、年収アップも狙えるでしょう。
仕事を変えるのが難しいときは、自宅でできる副業を始めるのもおすすめです。
また、婚活においては「低収入でも、将来のことを考えて行動しているなら良い」という人も一定数います。
お金の問題は、生涯をかけて向き合う必要があるものです。自分なりに目標や計画を立てて、少しずつ現状を変えられないか模索してみてください。
低収入で結婚できる人は別の魅力がある
低収入で結婚できる人は、お金以外の部分で何かしらの魅力があります。
「高収入でないと絶対に結婚できない」というわけではありません。
お金以外の面で自分が相手に何を提供できるのかを考えながら、婚活を進めてみてください。